梅田芸術劇場で
「エリザベート」観てきました。
宝塚の「エリザベート」は初演から各組で合計15回?ほど観ているので宝塚バージョンが染みついています。
舞台装置が大きく違います。
あの跳ね橋にはびっくりしますが、それが急斜になって下って行くときは歩きにくそうですし、すごい勢いで行き来するのは見ていてたいへんだな~と思いました。
パンフレットによると
エリザベート殺害の凶器ヤスリをモチーフにした跳ね橋だそうです。
カフェの客は遊園地にみられるような動物の
ゴーカートに乗って動き回り、ミルク風呂のための
乳牛が出ていたり…です。
ヨーロッパ情勢など政治的なことが色濃く出す場面があったけど、
エルマーやシュテファンは出てきません。
ルキーニがエリザベートを批判した内容の歌詞も歌っていました。
トートの最初の登場が白の衣装で、胸に房の飾りのついたシャツを着てロック歌手のようでした。
それに
死のトートというより力強い強引な若者っていう感じです。
どうしても宝塚と比較してしまうのは仕方ないのですが
、歌はみんな心配なく(笑)聴けます。
素晴らしくて男性の声が混じるとやっぱり重厚です。
でも、宝塚であったダンス場面は殆どありません。
コーナンの貸切でした。
はじめ拍手が全くなくて…1部の終わり頃から聞こえ始めて2部からは普通にあり、最後は手拍子も出て盛り上がってきてました。
私の周りでは1部で帰った人が結構目立ってましたし、生演奏が初めてなのかオーケストラボックスを物珍しそうに見に行っている人がいっぱいでした。
たまたま当たったから来た人も多いのでしょうか。
やっぱりミュージカルを、エリザベートを観ようという人ばかりでないのが客席の雰囲気でわかりましたね。
上の姉を誘っていってきました。
上の姉は私が子供のころ、既に結婚していて義兄に姉と姪と一緒に宝塚に連れて行ってもらったものでしたが、考えてみると二人だけの観劇は生まれて初めてでした。
(姉も宝塚は姪や友達と毎公演欠かさず観に行っています)
帰りに姉が知らない「糖朝」に案内するだけして(笑)デザートを奢ってもらいました。
1番の感想は、あのウイーンの舞台をタカラヅカの世界に見事にはめて演出した小池修一郎先生に大拍手します!
宝塚に毒されているのか、
私にはタカラヅカが一番と再認識したものです。