私が見たオサちゃんのもみあげを「ル・サンク」で見つけました!
毎回、同じではなかったのですね。
オサちゃんワールドに酔いしれて戦後のレトロな雰囲気をちょっぴり見れた『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』です。
木村せんせワールドも味わえます(笑)
~江戸川乱歩作「黒蜥蜴」より~とはあるのですが、ここまで原作と変えてしまうのだったら、題名も宝塚風に変えて欲しかったです。
江戸川乱歩ファンと「黒蜥蜴」ファンが、江戸川乱歩作「黒蜥蜴」、三島由記夫脚色「黒蜥蜴」でなくてブーイングが起きないのでしょうか?(笑)
私たち宝塚ファンはタカラヅカワールドをわかっているので、結末が原作とかけ離れていても理解できるのですよ。
毎度の木村せんせの手法で、書生・ホテル従業員・女中などわらわら出てきます。
そんな台詞…というのもいくつかありました。黒蜥蜴が亡くなる前にいう台詞は、舞台を観たお客が感じ、思うことであって、それを言わせるところが木村センセです。
思いました。
やっぱり脚本が気に入らなくても、タカラジェンヌの頑張りと魅力、音楽、舞台装置などで楽しめる
宝塚版>『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』なのでした。